世界に広がる合気道

合気道は日本国内にとどまらず、世界的広がりを見せています。

合気道の海外普及は1950年代(戦後)から徐々に始まり、2009年現在、
95ヶ国以上において支部道場が開設されています。
また、世界の合気道人口も約160万人といわれています。

合気道がわずかの期間に全世界へ広がりましたのも、
故・植芝吉祥丸二代道主を始めとする多くの合気道関係者による多大なる
ご尽力の結果、これが心身練成の道として人種・国境を越えて
認められたからでしょう。

この海外普及活動の結果として、1976年には、国際合気道連盟(IAF)が
結成され、連盟の総会が四年ごとに開催されています。

また国際合気道連盟は、1984年に世界的組織である
国際競技団体連合(GAISF)の正式会員となりました。

近年、海外普及活動において(財)合気会合気道本部道場独自の活動と共に、
各国の組織による自主的な活動と、日本政府の国際交流基金による指導者派遣、
国際協力事業団の青年及びシニア海外協力隊による指導者派遣なども
活発になってきました。

二十一世紀の新しい人類の文化として、いまや合気道は国際的に期待されています。